ART WORKS VOL.2 of Maya Gallery

思い出における「心に残りゆくもの」

思い出という名の「花」

心に残りゆくものとしての光景

 「心に残りゆくもの」というものを、初めはどちらかというと、過ぎ去りし日々のほうに意識を向けて探していました。この時期に制作していた作品は、遠い記憶のイメージや何度も見てきたような光景を反映させたものが多かったのではという気がしています。
「心に残りゆくもの」「心に残りゆくもの」 Remaining images /Acrylic,carbon pen and colored pencil on wood panel/103×72.8cm(B1)
 2004年に制作した作品は数多いのですが、あまり納得のゆくものが出来なかったり、「心に残りゆくもの」というテーマを考えたときに後で一時だけの心の揺らぎを描いてしまったと思えたものも多々あり、納得出来たものだけを残すことにしました。そういう理由があり、2004年の作品で現存する作品はほとんどありません。
「散歩道」「散歩道」 Street of the work/Acrylic,carbon pen and colored pencil on wood panel/21×14.8cm(A5)

「空よりも遠く」「空よりも遠く」 Far distant」/Acrylic,carbon pen and colored pencil on wood panel/103×72.8cm(B1)

建物が刻む時間と記憶

建築物と、心に残りゆくもの

 この頃、心に残りゆくものとしての光景を探す際に、時間や思いが刻まれたような建築物のある光景を心に留めることが多くなっていました。近代建築、古びた建物のある場所をいくつか訪れましたが、その中でも、駒沢配水塔は遠くから何か心を捉える独特の存在感がありました。周囲が高い壁に遮られていたことも、特別な印象を受けた理由のひとつだったかもしれません。作品は大小合わせて6点制作し、グループ展で展示をしました。
「光の行方」「光の行方」 Light's whereabouts /Acrylic,carbon pen and colored pencil on wood panel/103×72.8cm(B1)

「夕景」「夕景」 Sunset scenery/Acrylic,carbon pen and colored pencil on wood panel/21×14.8cm(A5)「空を行く」「空を行く」 Skyward/Acrylic,carbon pen and colored pencil on wood panel/21×14.8cm(A5)「今日という日の花」「今日という日の花」 Today's blooming flowers/Acrylic,carbon pen and colored pencil on wood panel/21×14.8cm(A5)

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